土地の正確な位置がわからなかったり、隣地との境界をめぐるトラブルが発生することがあります。
　地籍調査を行うことで、土地の境界や位置が明確になり、境界をめぐるトラブル等の発生を未然に防止することに役立ちます。

　土地を売買する際に、隣地との境界確認に時間がかかったり、登記簿と実測の面積が異なることがあるため、境界確認に時間を要する等のトラブルが発生する場合があります。
　地籍調査を行うことで、法務局の地図と現地での境界が一致するため、土地の売買等の土地取引の円滑化に役立ちます。

　災害が発生すると土地の境界がわからなくなり、復旧等に時間がかります。
　地籍調査を行うことで、境界杭の位置が地球上の座標値と結びつけられるため、災害が発生した場合、迅速な復旧に役立ちます。

　公共工事を行う際に、事業計画の決定や用地の測量・買収等に時間がかかることがあります。
　地籍調査を行うことで、道路工事・下水道工事等の計画や用地の調査・測量等にかかる経費や時間が節約でき、公共事業の円滑化に役立ちます。

　地籍調査の成果は、土地の売買、土地トラブルの防止、災害時の復旧、各種行政運営等に利活用されます。

　どこの地区で地籍調査を実施するのかなどの計画を立て、調査する区域の面積や筆数等の調査をします。
また、関係機関等との連絡や調整を行い、実施体制を確立します。

　調査を実施する地域の土地所有者の方々を対象に説明会を実施し、調査の内容や方法についての説明を行います。

　一筆ごとの土地を測量を行うために必要となる、基準点の設置・測量を行います。

　土地所有者等立会いのもと境界の確認を行い、杭や鋲などを設置します。
また、境界の確認と同時に地番、地目、所有者等についての調査を行います。

　一筆地調査で確認した境界について測量を行い、一筆ごとの土地の面積を測定します。

　一筆地調査や地積測定の結果をもとに、地籍図及び地籍簿案を作成します。

　作成した地籍図と地籍簿案を一般の閲覧に供し、土地所有者等に誤りがないかを確認していただきます。

　地籍調査の成果について、県の認証及び国の認証承認を受けます。

　地籍調査の成果（地籍図・地籍簿）の写しを登記所へ送付します。
　登記所では、送付された成果をもとに土地登記簿や地図が改められます。
※地図は、不動産登記法第14条第1項地図として備え付けられます。

　地籍調査の成果は、土地の売買、土地トラブルの防止、災害時の復旧、各種行政運営等に利活用されます。

●現地の確認や測量のため、町職員や委託業者が現地に立ち入ることがありますので、ご理解とご協力をお願いします。

●閲覧では、地籍調査の結果に誤りがないかを確認していただき、問題がなければ同意の署名と捺印をお願いします。立会いや閲覧は、大変重要な工程ですので必ず出席していただくようお願いします。

●地籍調査実施地区で土地の異動を行う場合には、地籍調査推進室までご連絡いただくようお願いします。

●地籍調査は、土地所有者や関係者のご協力があってこそ円滑に進めることができますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。