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幸せ呼ぶ鳥「コウノトリ」

 一時は日本から絶滅した国特別天然記念物のコウノトリが、津幡町湖東地区(河北潟干拓地内)に巣を作りました。
 コウノトリには一度営巣した場所で毎年子育てをする習性があり、令和5年(2023年)に引き続き、本年も新たなヒナが誕生しました。


コウノトリ観察のマナー

  • コウノトリを観察する際は、150m以上離れましょう。
  • 私有地や農地には、無断で入らないでください。
  • 道路や農道に駐車しないでください。
  • 2月から7月は、巣に近づかないでください。
  • 野生動物ですので、餌をあげないでください。

ー 目次 ー

巣塔の映像(ライブ配信)

 巣塔近くに設置したライブカメラの映像です。
 6月25日、最後のヒナが巣から飛び立ちました。日中は周辺の田んぼで過ごし、朝晩は巣に戻ってきますが、いよいよ本格的な巣離れの時期を迎えます。

コウノトリの愛称

 町広報紙「広報つばた」やホームページ、SNSを通じて募集したコウノトリ(親鳥)の愛称は、次のとおり決定しました。(応募総数84件)

命名


 父親:コウタ(幸多)
 母親:コウリ(幸里)

 それぞれの名前には「幸せが多く訪れるように」「幸せいっぱいの里になるように」との思いが込められています。
 なお、この2羽には「津幡鳥民」として特別住民票が交付されたとともに、定住促進事業のマスコットキャラクターとして「津幡町定住促進特使」に委嘱されました。

 

津幡町のコウノトリ

津幡町に居住する親鳥


 個体番号:K0001 オス 足環なし
 個体番号:J0230 メス 足環:(右)黄・緑(左)黄・黒

 
(左:父親(K0001) 右:母親(J0230) )

津幡町で誕生したコウノトリ


▼令和5年(2023年)(巣立ち済み)

 個体番号:J0540 オス 足環:(右)緑・黄(左)青・黒
 個体番号:J0541 オス 足環:(右)緑・黄(左)青・黄


 
(左:J0540 右:J0541)

▼令和6年(2024年)

 個体番号:J0727 , J0728 , J0729 , J0730
 足環:黒(個体番号が白文字で印刷)

  
(左上:J0727 右上:J0728 左下:J0729 右下:J0730)

 ※データ・写真提供:コウノトリ市民科学

コウノトリをもっと知りたい方へ

コウノトリの生態と歴史

 コウノトリの野生復帰事業のために創られた「兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)」のサイトでは、コウノトリの生態のほか、保護・野生復帰活動の歴史を知ることができます。

コウノトリの活動地域

 日本コウノトリの会・東京大学・中央大学による協働プロジェクト「コウノトリ市民科学」のサイトでは、津幡町を巣立ったコウノトリが今、どこにいるか、何をしているのかを調べることができます。


コウノトリの出生情報

 コウノトリは、左右の脚につけた足環の色(黒・黄・赤・青・緑)の組み合わせ、または足環に印刷された個体番号により、出生情報がわかるようになっています。
 IPPM-OWSが運営している「コウノトリ個体検索」から入力すると、孵化した年月日や場所、親鳥の情報がわかります。


※ヒナを傷つけないよう、慎重に足環をつける(令和6年5月22日実施)
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